ポケットには47円

心の中を書きます。

2014-01-01から1年間の記事一覧

豹のすすめ

近頃、わたくしの中で「豹ブーム」が来ております。 豹のあのスマートさからにじみ出る凶暴さと、時折見せるネコ科らしい愛くるしさがたまらないのです。そこで今日は豹の登場する作品のお話です。 Kilimanjaro is a snow-covered mountain 19,710 feet high…

虚構のはざまで実存的価値をさけぶ

ぼくたちはどこからきて、どこへむかうのか。 多少の山や谷はありながらも、毎日が何事もなく過ぎる。 ふと自分の歩いてきた道を振り返ると、そこには何もない。 あぁ、生きているだけじゃダメなんだな、という実感。 「みんなオンリーワンだよ」とか、そう…

紫煙

道端に落ちた吸殻を見るたび、なにを思いながら吸ったのか、と思う。 きっとそれぞれに様々な思いを持ちながら吸ったんだろうが、どうしてもそれが良いもののようには思えなくて、強い情念を感じずにはいられない。 そして単なるゴミでしかないはずの吸殻た…

女を殴る男

夜な夜な街に繰り出しては女たちを捕まえて、関係を持ってる男がいるんだけど、彼は女たちを殴る。 男たちの前ではちょっとシニカルでユーモラスな男なんだけど、女といるとなると話は別。もはや嫌悪なんて言葉は無意味、そんな感情は軽く突き抜けるほどの悪…

達観という名の諦め

「人生に意味なんかないよ」 これは僕がよく使う言葉です。 はいはい、そこ騒がしい。言われなくたって、自分でも「お前、大丈夫か」と思うわけです。けれども、大丈夫なのか、大丈夫じゃないのかなんて、簡単には解らないのだよ、ワトソン君。 そもそも人生…

お星さま

「ママ、僕ね、おばあちゃんが死んじゃったあとも、おばあちゃんのことが大好きなんだ。これっておかしなことかな?」 「ちっともおかしくなんてない。とっても素敵なことよ。」 「でもママ、僕がどんなに好きだって、おばあちゃんは死んじゃったんだから、…

線香花火

夏はあっという間に過ぎ去っていきます。 青い空と白い入道雲だったり、夕暮れだったり、時には雨上がりの虹だったり、夏は自然の美しさを存分に堪能させてくれます。 また、自然だけでなく人も美しく輝かせてくれます。お祭りや花火、盆踊りなどの美しさは…

うぉーほる

ちょっと書かないうちに4ヶ月近くも時間が経ってしまうのだから、月日の流れというものは実に恐ろしいものです。 さてと、今日はアンディー・ウォーホル展に行って参りました。前々から好きで、見る機会があれば必ず見るようにしていたし、今回も外すわけに…