ポケットには47円

心の中を書きます。

うぉーほる

ちょっと書かないうちに4ヶ月近くも時間が経ってしまうのだから、月日の流れというものは実に恐ろしいものです。

さてと、今日はアンディー・ウォーホル展に行って参りました。前々から好きで、見る機会があれば必ず見るようにしていたし、今回も外すわけにはいかないな、と。

別に専門家でもないし、あくまでも主観なんだけど、ウォーホルは繰り返される絵が面白いのです。マリリンにしても、毛沢東にしても、エルヴィスにしても繰り返される。キャンベル缶だって、はたまた電気椅子だって繰り返される。大量消費社会では、あらゆる物事が繰り返されます。繰り返される中で、それぞれの本質的なイメージが失なわれ、それ自体が本来持たない意味が生まれます。彼の繰り返される絵からは、それを感じられるのです。

僕はミリタリーものに目がないもので、先日もスウェーデン軍のバッグを衝動買いしてしまったんですが(笑)、このミリタリーバッグにも本来それ自体が持たない「強さ」や「逞しさ」といったイメージを感じられます。「この服が欲しいな」と思った時に、その服自体が欲しいのではなくて、その服を着ることで得られるイメージが欲しい、なんてことは考えてみるとよくあると思います。

実に奇妙で摩訶不思議な現代社会。そんな面白おかしいところを彼の作品から感じました。そんなことは考えたくもねーぜ!って方は洒落たデザイン展として、ウォーホルってどんな人だろうと思った方は入門として、あらゆる人のニーズに応える展覧会だったと思います。

もしよければぜひー!
(ステマみたいになってしまった...笑)