ポケットには47円

心の中を書きます。

僕と映画(La La Land観てきました)

こんにちは。

先日『ラ・ラ・ランド』を試写会で見てきました。普段は映画見たくらいじゃブログなんて更新しないんですが[ブログを更新する時間があるなら映画を見ます(笑)]、この作品は時間がたっても興奮冷めやらない、久々に自分の中でのスマッシュヒットです。その結果、こうして久々にブログを更新するに至ったわけです(笑)。

世間でも好評のようで、アカデミー賞にも多くの部門でノミネートを果たしています。ただし、女優志望の女性と売れないジャズピアニスト男性の恋の物語ということで、業界人なら感情移入せずにはいられない物語でしょうし、そのあたりがこの評価に影響している気はしますが(笑)。

とはいえ、この映画、純粋に面白いです。音楽はどれも良い曲がそろっていますし、多彩な映像は見る人を飽きさせない。とくに映画の中での色使いはとても印象的でした。そのあたりにも注意しながら見てみるとより一層物語を理解し、楽しむことができると思います。

そして、この映画において最も触れなければならないのは、この映画が全体に漂わせるクラシカルな雰囲気であると思います。公開前の作品なので詳しくは書きませんが、作品の中では様々なハリウッドの往年の名作へのオマージュや言及が多数登場します。それ以外にも作品の様々な要素から感じられる「古き良き」というメッセージは、全体にクラシカルな雰囲気を与え、2016年の作品でありながらもハリウッドの古き良き名作を観ているような気持ちにさせられます。言うなれば、この作品はハリウッド版"Make America great again"です。

本当に素晴らしい映画にこの言葉を引用するのは気が引ける部分もありますが、誰でも過去の輝いていた時代を愛おしく思うのは事実だと思います。現在でも豊かで華やかに見えるハリウッドでも、出来ることなら「古き良き」時代、名作が多く生まれた偉大な時代に回帰したい思いがあるんでしょう。

この映画のポスターに「夢を見ていた」というキャッチコピーがついていましたが、物語の登場人物が夢を追いかけているということはもちろん、そもそもこの作品自体がハリウッドの夢を詰めこんだ作品であり、見ている人たちにも夢を見せてくれる映画なんだと思います。

なんだかこうやって文字に起こしてしまうと夢もへったくれもないような気がしてきますが(笑)、ミュージカル映画があまり得意でない僕でも楽しめる、ミュージカル色の強すぎない作品に仕上がっているので、苦手な方にも本当にオススメです。

美しい映像や音楽を大迫力で楽しむため、劇場でぜひ。

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