虚構のはざまで実存的価値をさけぶ
ぼくたちはどこからきて、どこへむかうのか。
多少の山や谷はありながらも、毎日が何事もなく過ぎる。
ふと自分の歩いてきた道を振り返ると、そこには何もない。
あぁ、生きているだけじゃダメなんだな、という実感。
「みんなオンリーワンだよ」とか、そういう甘い言葉に惑わされて、そして自分自身もそういう言葉に甘えながら生きてきた。
けれど、オンリーワンなんて、なんの価値もない。
きっと人間の存在それ自体には大した価値なんかないんだろう。
本当に価値を持ち得るのは、存在それ自体ではなくて、行動なんだと思う。
結局自分自身の為したことだけが、自分自身に価値を持たせ得るのだ(ただし全ての行動が価値を持たせるわけではない)。
もう「オンリーワン」だなんて言葉に甘えているわけにはいかない。
本当に価値のある何かを為さねば。
次回は河童の生態ときゅうりの浅漬けに関してお話しします。