ポケットには47円

心の中を書きます。

いろえんぴつ

 

急に絵が書きたくなって、色鉛筆を探しました。

「なかなか見つからないかな」なんて思いながら探していると、意外とすぐに見つかって、「さぁ書こう」とケースのふたを開けてみてビックリ。

お気に入りの色の鉛筆がない。

 

たくさんの色があるなかで、なんでお気に入りの色だけがないの。

他の色はきれいに揃っているのに、なぜかお気に入りの色の場所だけが、ぽっかり空いているのです。

きっとこれは何かの嫌がらせに違いないと文句を言いながら、絵を書くことを諦めて、僕は今日もやっと進み始めた小説を読むのでした。